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講習会

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2025.11.02

来る12月10日に(公社)全国珠算教育連盟の講習会で講師を務めることになりました。テーマは「作問」です。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、そろばんの問題の作り方について私なりのテクニックを1時間ほど講義させていただきます。

そろばんの問題って数字が並んでいるだけでは?と思うかもしれません。もちろん、ただのランダムな数値の羅列でもそろばんの練習を積むことは可能です。しかし、そろばんの各段階においては、効果的に学習を進めるためにある程度の規則が設定されていることがほとんどです。特に初歩段階では一般的に「ただ増やしたり減らしたりするだけのたしざん(3+1)、ひきざん(7-6)」「5のたしざん(3+4)」「5のひきざん(7-4)」「10のたしざん(4+9)」「10のひきざん(13-9)」「難しい繰り上がり(5+9)」「難しい繰り下がり(14-9)」「それらの混合」「50への繰り上がり(49+1)」「50からの繰り下がり(50-1)」「100への繰り上がり(99+1)」「100からの繰り下がり(100-1)」のように項目が分かれています。その生徒が重点的に練習してほしい分野に絞って宿題を出したいことがあり、その場合には指導者が適切に問題を作る能力があることが1つのアドバンテージになります。

私はもともと数字が好きなこともあり、算数的な考え方を用いてそろばんの問題を作ることに面白さを感じているタイプです。全国の指導者の皆様にどこまでこの面白さをお伝えできるか不安なところもありますが、せっかくいただいた機会ですので精一杯務めたいと思います。そして、この経験とプリント類を用いて、少しでも生徒の皆さんの早期上達に役立てていきます。

https://www.soroban.or.jp/soroban-wp/wp-content/uploads/2025/10/7482830ea77f6e722f04f160a895f9ed.pdf

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